活動報告

水防訓練

14日土曜日に晴海の臨港消防署にて行われた中央区、日本橋・京橋・臨港消防署の合同水防訓練を見学してきました。

 

訓練の目的

台風及び集中豪雨等の雨季を前に、水災からの被害軽減のため、水防管理者と連携を図った水防部隊の運用要領と実戦に即応した水防工法の演練を図り、水防態勢の万全を期すものである。

 

訓練の想定

関東地方に熱帯低気圧が接近し、停滞していた梅雨前線を刺激し大雨が続き、中央区は職員を招集して警戒にあたっている。東京消防庁においても水防第二非常備態勢を発令して警戒を実施していた。このような状況下で、中央区日本橋川周辺の数か所で越水危険、道路の冠水および地下浸水の危険が迫っている。。。このような設定で訓練が始まりました。

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危険個所の付近に対策本部が設置され、冠水が予想される地域への浸水対策を施す作戦をたてます。

 

地下や建物への水の浸入を防ぐために地下の入り口や建物の入り口に土嚢などを設置する訓練では、消防団や災害時支援ボランティアが土嚢を作ったり、家庭にあるものを使ってバリケードなどの作ります。

 

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一般的な袋に砂を入れる土嚢

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ブルーシートでくるんで使うことも。

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消防署にはこのようなバリケードも。これは水を入れてふくらますもの。

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建物の入り口は脚立をシートでくるんで対応。

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こちらの土嚢はジェル式。水を含むと膨らんでゆく。紙おむつの素材。

 

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家庭にあるダンボールを数枚重ねてからごみ袋で包み、さらにシートで覆う。このように身近なものを使ってバリケードを作ることもできる。

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これは浸水してしまった場合の体験訓練。水が30cmたまっただけでもドアが開けづらくなる。まじかで見ていると矢田区長に「富永君、やってみなさい」と言われドアを開けてみた。かなりの力が必要。お年寄りや子供の力では開かないかも。

水辺では水難救助のデモンストレーションがありました。川に人が流されて救助の要請があったという設定。

 

まず消防車が到着。助けを求めている人を確認。要救助の人数を確認。要救助者は「3人、3人」と答えています。しかし、水面には2人の姿しかありません。はしご車を岸壁ぎりぎりに寄せて梯子を水平に伸ばしていきます。

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岸に近い人ははしご車を使用。

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はしごの届かない沖合はジェットスキーを使って救助

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行方不明者の捜索・救助に救助艇が到着。潜水士が5人が水中に。

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行方不明者の姿が見えなくなったポイントを特定してブイを置きます。真下に潜水士が一人。ロープでブイとつながっています。

ブイの下にいる潜水士を中心に4名が今度は等間隔でロープを持ちながら水平にならんで、水中をゆっくり旋回しながら要救助者の捜索をします。発見した場合には水平に張られたロープを引けば中心の潜水士に伝達され、ブイとのロープを引いて水上に発見を知らせます。

不明者は発見され浮上式の担架に乗せられ救助艇へ。同時に潜水士が次々と浮上。5名全員の浮上が確認されて救助艇は救助者を搬送していきました。

これで水難救助のデモンストレーションは終了です。

いくらデモンストレーションとはいえ、有事さながらの緊迫感に包まれていました。

 

「訓練でも水中にはクラゲがいたりと大変なんですよ。。。」と職員さんが言っていました。

 

今回の訓練の参加人員・車両等

中央区職員          40名

消防職員           141名

消防団員            65名

災害支援ボランティア    10名

消防車両            5台

消防舟艇            5艇

区災害復旧車両等      5台

消防団可搬ポンプ積載車  1台

 

各地域には消防団があります。団員は地元町会員がほとんです。日頃の訓練や活動を見る機会は多くはありませんが、自分たちの土地は自分たちで守る!という固い気持ちで防災活動をされています。