活動報告

ペットと暮らせる避難所

 24日の火曜日に先輩の木村議員と富永、染谷、瓜生の新人3人の4人で光が丘第2小学校跡の避難所を視察してきました。

東京都内でもペット同居が可能な唯一の避難所です。練馬区の職員2名とボランティアが施設の運営にあたっています。

震災からすでに2か月以上経過しているので多くの避難者が退所された後であり、数家族が生活している状況でした。

使わなくなった小学校の1、2階部分を使った避難施設です。保育園も併設されていた学校です。

 ペット同居可能な施設として有名になりましたが、練馬区としては公にペット可能としたわけではないとのことでした。最初に入所を希望された方がたまたま犬を飼われていた方で、ほかの施設では入所を断られ続け、車の中で避難生活をされており、「このままでは健康にも精神的にもよくない」と避難所長が入所を認めたそうです。それが人づてに伝わりペットを連れた避難者が集まったそうです。ただあくまでも現場での判断、対応であり、練馬区としてはペットということは出していませんでした。

 実際の避難生活の様子やペットのこともお話を伺いたかったのですがプライバシーの問題もありあくまでも施設の見学になりました。

 

校舎に入ると最初の部屋が運営本部になっています。ここに区の職員さんやボランティアの方々がお仕事をされています。

校舎内は土足です。

運営本部.JPG会議室.JPG

本部内の様子です。

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本部の近くには情報の掲示板があり、職員さんやボランティアの方々が細かい情報を書いていく。写真は所長の宮原さん(練馬区の職員さん)

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近隣情報.JPG

生活のための買い物やお風呂の情報も。お風呂に関しては近隣の銭湯やホテル、スポーツセンターなどが協力。入所者章を携行すればお風呂は無料で利用可能。これも施設と地域が連携して。

近隣地図.JPG

施設近隣の大きな地図が張り出されていたがこれも近所の業者さんからの提供。

無料電話.JPG  FAX,PC.JPG

NTTからの無料電話も設置。同時にパソコンもありました。

保健室.JPG

保健室では近隣でマッサージ院を開業されている方からのマッサージのサービスも。しかし、これに関しては入所者の身体に触れることでもあるのでずいぶんと話し合われたうえでの決定となったそうです。

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生活する部屋ですが1つの教室を間仕切りを設置して2つに仕切っており2家族が生活できるようになっていました。最初は簡単なパーテーションで仕切られていただけでしたが、区長が視察した際に、間仕切りと畳を置いたそうです。

校庭に面した教室は校庭側にもドアがあるのでそこをペットのいる方用の部屋としたそうです。校舎にペットエリアを設け、動物の苦手な方と生活区域を分けたそうです。ペットも不安定になり食事の時間に食堂へは同伴が認められず、ペットが留守番になる時など最初のころは吠えたりもしていたが、それも徐々におさまりペットに関するトラブルはなかったとのことです。

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保育園が併設されていたので小さなお子さんは所内で入浴できました。

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給食の調理室を使って入所者の食事を作っているのですが、最初は当番制で全員分の準備をしていたが、それが段々と家族ごとの調理へと変わっていったとのことです。単身で入居している方の分は誰かが一緒に準備してあげたりしているそうです。冷蔵庫もいくつかあり、家族ごとに食材に名前を書いて収納しているようです。テーブルの上の調味料などは支援物資として提供されたものだそうです。

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こちらは談話室。テレビもありました。

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子供の遊び場。こちらにもテレビが。談話室のテレビは大人が常に災害の情報番組を見ていたために子供部屋を設けてこちらは子供用のテレビを設置したそうです。小さな子供も多く、この部屋を使うときには必ず保護者に同伴してもらい怪我や事故のないように入所者同士で注意をはらってもらっていたそうです。

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左から木村議員、染谷議員、富永、瓜生議員

 

今回の視察は被災してから2か月以上が経ち、多くの入所者が退所された後だったこともあり、実際の避難生活の状況を知るには至らなかった。

もし、この土地が被災の中心であったら混乱は免れないだろう。どこの地域も防災の想定は当地に起こりうる災害に対してであり、他所からの被災者受け入れに関してはそれほどは考えてはいなかったと思う。

やはり日ごろからの意識が大切。食料の備蓄や懐中電灯の常備と同時に、段ボールやガムテープ、ビニールシートなど身近なものが実際役に立つことを知った。段ボール1枚あれば地面に寝るにしたって暖かいし固くない。いざとなれば小規模の浸水なら段ボールとビニールシートで食い止めることができる。

ITではツィッターなどにより情報の伝達も早い。しかし、混乱する雰囲気の中にツィッターから入る情報を最新の情報としてとらえてしまい、なるべく多くの人に知らしめたいと拡散やりツィートを繰り返す。これはデマや間違った情報の拡散にもつながりパニックをおこしたり、風評被害をもたらすので各自の注意が必要。

 

ペットに関しては現在中央区びは約3500頭の犬が登録されています。登録されていない数は全く把握できていません。飼い主の責任として必ず登録してもらいたいです。しかし、これは犬に限ってのことで、犬以外のペットに関しては登録の仕組みがないのです。これは他区においてもそうです。ペットブームである昨今、ペットを含めての防災活動を進めていかなくてはいけないですね。