2012年1月25日 1:13 PM
銀座におけるタクシー事情・・・
世の中不景気とは言え、銀座は夜ともなれば酔客の姿が多くみられます。「たまには銀座で飲むか・・・」となったまではよかった。おいしいお酒を楽しんで面倒だからタクシーで帰ろう。。。となり、いざタクシーを拾おうとしても乗せてくれない。空車表示なのに。。。乗車拒否か!?そんな思いをしたことはありませんか? その辺をちょっと調べてみました。
まずは所轄である警視庁築地警察署(中央区役所の隣です)の交通課でお話を伺ったところタクシー業界でのルールには警察は関与していない、とのお答えでした。
では、次に心当たったタクシーセンターに問い合わせてみました。
実は銀座では様々な事情によりタクシーの利用に対して制限を設けたそうです。
タクシー業務適正化特別措置法
という62条の条文からなる法律が国土交通省の管轄であります。
これは昭和45年に施行された法律です。
この中の「第4章 タクシー業務の特別規則等」に上記に当てはまる銀座の内容が記載されています。
(タクシー乗場およびタクシー乗車禁止地区の指定)
第43条
- 国土交通大臣は、特別指定地域内の駅前、繁華街等におけるタクシーによる運送の引き受けの適正化を図るため特に必要があると 認めるときには、タクシー乗り場を指定し、かつ、旅客のタクシーへの乗車を禁止する地区及び時間を指定することができる。
- タクシー事業者は、前項の指定をされた地区及び時間においては、同項の指定をされたタクシー乗場以外の場所でタクシーに旅客を 乗車させてはならない。
- 国土交通大臣は、第1項の指定をするときは、当該指定をする地区に係わる都道府県公安委員会及び道路法(昭和27年法律第180号)による道路の管理者に協議しなければならない。
- 国土交通大臣は、第1項の指定をするときは、その旨を官報で公示するとともに、国土交通省令で定めるところにより、同項の指定に係わるタクシー乗場及び禁止を示すための必要な標識を設置しなければならない。
富永の解説
1に関しては交通渋滞の緩和、交通事故の防止などが主な理由です。銀座では交通事故の3分の1がタクシーがらみだそうです。区域は銀座4丁目から銀座8丁目(コリドー街含む)です。
2に関しては時間は22時~1時の3時間。区域内には現在10か所の乗場が設けられています。
3に関しては中央通りは国道、晴海通り、外堀通りは都道、街区の中の道路は区道です。
4に関してはあまり周知されていないようです。そこが一番の問題点かと思います。団体では乗車拒否ではなく「規則の説明をドライバーがお客さんにするように指導はしています」との回答でした。でも、それは理想であって現実的ではないですね。
乗場へ向かうタクシーは空車ではなく回送表示にするとかアイデアはありますがそれも簡単にはできないようです。となれば利用者への周知をもっとしっかりとする必要がありますね。
しかい、昭和45年からすでに40年以上もそのようなルールがあったのですね。乗場の数や場所は時代時代で変わっているそうです。
ではちょっと銀座を走りながら表示をの状況を確認してきます。
と言うわけで実際に標識等を意識しながら銀座を歩いて来ました。
まず指定地域内には一般乗場が10か所。無線乗場が8か所です。そのほかにハイヤー乗場が数か所。無線とは電話で呼んだタクシーですね「迎車」。この場合も乗場が決まっています。
これは乗場の案内標識。区域内に10か所ですが目立たずかなり探し辛いです。博品館の前から4丁目の交差点までで1か所しかありません。乗場を探すより区域外に出て「拾った」方が早いかもしれません。。。 これは予約なしで並んで乗る「一般乗車」です。
これは無線車、いわゆる電話で呼ぶタクシーですね。8か所の乗場があります。普通なら電話して店の前まで来てもらうのですが、この区域はそれも禁止です。
こうした案内板もありましたがこれも少なく見つけ辛いですね。
上記に対して禁止の標識は割と目につきます。昭和45年からの規制とのことですが、もう少し周知する必要がありますね。
乗場等に関する苦情はさほど多くはないとのことです。
2012年1月20日 10:33 AM
介護福祉
ここ2週間で介護認定を受けている方と接する機会が数件立て続けにありました。みな深刻な問題です。
富永は地域活性、環境浄化(客引き・弁当販売等)、再開発、築地移転関連、駐輪場問題と取り組んでおりますが介護福祉の問題も今後取り組むべきと気持ちを固めました。
2012年1月18日 1:56 PM
子どもの遊び場
中央は区昨年の11月16日で定住人口が12万人を超えました。平均すると1日で30人増えて10人が退出です。つまり1日で20人の区民が増えているわけです。そんななか年間1500人の赤ちゃんが生まれています。まちの中を見れば小さな児童遊園があります。ビルとビルに挟まれひっそりとしています。小さい上に陽もあたらないような遊園です。子どもはどんな環境でも遊ぶ術を見出します。滑り台やブランコはなくても土を掘って水を流したりして。しかし、残念ながら日本橋あたりではそのような子どもの姿は見かけないですね。子どもは人口とともに増えていますが地域の偏りがあるために放課後の過ごし方も地域によって大きな違いがありますからね。
子どもが遊ばない児童遊園はバイク置き場になってしまっているところもあります。これでは子どもも遊べません。ベッドタウンではない中央区では子どもが十分に遊んだり、運動ができる環境は残念ながら少なく限られた場所での遊び、運動になります。子どもたちのための施設は大人が大事に守ってあげないといけないですね。